[ガンダムコラムVol.023]機動戦士ガンダムF91
今回は、1991年3月に劇場公開された、映画『機動戦士ガンダムF91』。
舞台は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』から30年後の宇宙世紀0123年。地球連邦軍と、「コスモ貴族主義」を掲げたクロスボーン・バンガードとの戦いに巻き込まれた、少年シーブック・アノーと仲間達、そして、クロスボーン・バンガードの創始者の孫娘セシリー・フェアチャイルドの物語。
シーブックは母の作ったF91に乗り、クロスボーン・バンガードと対峙するが、そこにはクロスボーン・バンガードに連れ去られ、「コスモバビロニア」の象徴となったセシリーがベラ・ロナとして立ちはだかる…。
この作品は、富野監督はもちろん、キャラデザイン安彦良和先生、MSデザイン大河原邦男先生と、ファーストガンダムのスタッフが再集結して作成された劇場版作品で、この後の物語がTVシリーズになる…はずだった作品です(後に続編としては漫画『機動戦士クロスボーンガンダム』になりましたが、TVアニメ『機動戦士Vガンダム』にも『F91』の片鱗が垣間見えたりします)。
MSは時代の流れで小型化された…という設定のもと、初代のガンダムの約18mから、F91の約15mへダウンサイジングされています。
そこら辺の流れに関しては、漫画およびプラモデル展開していた『機動戦士ガンダムF90』、『機動戦士ガンダムシルエットフォーミュラ91』で語られているが、当時の外伝展開が緩いせいで、内容が微妙だったりする(…と書きつつ、漫画版をじっくり読んだ記憶が無く、『SDガンダムGジェネレーション』シリーズのステージで出た内容だけで書いていますが…)。
『機動戦士ガンダムF90』の火星独立ジオン軍とか、いまだにホントに公式に入っているのか!?と疑わしい内容のストーリーなんですが、F90のMSVはなかなか良かった。パーツ交換とか。
…おっと、話がそれましたが、『F91』のMSのデザインや大きさに関しては、当時はオイラも拒絶反応を示していた覚えがあるなぁ。
『F91』のデザインラインが当時絶頂だったF1っぽかったってのも拒絶反応のひとつですが、敵のクロスボーン・バンガードのMS群の丸眼鏡が、ジオン軍のザクなどのモノアイよりも劣って見えてしまったのが原因ですね…。まぁ、今となっては、これ以上にカッコ悪いネコ目(『機動戦士Vガンダム』の敵MS)があるんで、マシだとは思いますが(苦笑)。
…ただ、やはりMSVとしては、ガンダム系以外が発展しなかったのは残念ですね。
ストーリー展開としては、結構スピーディーに話は進んでいるんですが、いかんせん主役MSのF91が出てくるまで時間がかかり過ぎ。ただ、これ以上前半を端折ると全然話がわからなくなるので、仕方無いのかも。
あと、中盤のアンナマリーの投降とか、セシリーが戻ってくるくだりとか、端折りすぎて戦争としてはありえない感じになっちゃってますな。
なんとなく、ライバルキャラのザビーネも影薄いなぁ…と思ったら、ラスボスはセシリーの本当の親父、鉄仮面!!!ラスボス的には面白いんですが、ラフレシアとかバグとかトンデモ兵器を作っちゃう人なんで、セシリーに継がせたい気持ちにもなるわなw
…まぁ、最後はF91訳のわからん理論の分身で勝っちゃいますが、映画としての見せ場はバッチリではありますな。最後戦闘中行方不明になったセシリーを見つけ、ハッピーエンド、そして、問題の「THIS IS ONLY THE BEGINNING」…前述どおり、続編を匂わす終わり方で終わってしまいましたねぇ。
…と、ツッコミたいところだらけな映画で、オイラとしてはこの『F91』あんま評価してなかったりしますね…。ストーリー的に詰め込みすぎなんだよな…。
さて、この作品でもう一つ語らねばならんのは、主題歌『ETERNAL WIND ~ほほえみは光る風の中~』。森口博子が歌手として紅白に出れるほどに一般曲としてもヒットした楽曲ですが、オイラとしてもすごく好きな曲の一つですね。
この頃の森口博子のバラドルの人気はすごかったですが、そんなんでもガンダムの楽曲を歌うっていうのが、その当時の芸能界としては珍しいなぁ…と思ったり。
…てな感じで、今回のところはココまで。
次回は、OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』です。


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