[雑誌]CONTINUE

突然でちょっと驚きましたが、オイラが愛読している雑誌の一つ、太田出版から出ている元ゲーム雑誌(苦笑)『CONTINUE』が今回のVol.50で最終号となりました(6月にリニューアルして『OTOME CONTINUE』になるらしいんですが、流石に乙女では無いので今回で買うのラストだな…)。
家に創刊号からのバックナンバーすべて揃っている雑誌の一つですので(『月刊ガンダムエース』とか『ゲームサイド』とか『グレートメカニック』も揃っていますが…メジャーな雑誌あんまないな(苦笑))、なんかちょっと寂しい感じですね。まぁ、仕方ないか。
…てなことで、今回は雑誌『CONTINUE』の思い出。

まず、創刊号のVol.0。
オイラも元クソゲーハンターとして、バイブル的存在の『超クソゲー』の雑誌!?みたいな感じでしたが、最終号でもやっている「GAME OF THR YEAR」がメインでした。まぁ、さすがに『超クソゲー』の著者達が絡んでいるだけあって、ベストゲーム10作のほかにクソゲーも選ぶといった独自のランキングで他のゲーム雑誌とは別のものを確立した感じがし、今後買い続けていこう!!といった決心もつきました。

続いてVol.1は「ガンダムゲーム大全」。ここから初期『CONTINUE』の大全シリーズが始まりました(最後はVol.18の「ガンダムゲーム大全Mk-Ⅱ」)。この当時は季刊だったこともあり、第1特集の読み応えが半端無くあって面白かったなぁ。あと、ゲーム開発者へのインタビューも結構良い感じの人選で良かったです。
自分的には、流石にゲーム好きなんで、この序盤の『CONTINUE』が一番好きですね。

ちなみに大全シリーズは「ジャンプゲーム大全」、「ファミコン大全」、「アイドルゲーム大全」、「スーパーロボット大全」、「スーファミ大全」、「メガドライブ大全」、「THE SIMPLEシリーズ大全」、「プロレスゲーム大全」、「セガ大全」…とまぁ、今調べただけでも11回やっているんですな。

で、今見ると、Vol.26ぐらいまでは第1特集がゲームでしたので、ゲーム雑誌だったりするんですが、Vol.27「エウレカセブン」の特集から、はっきり元ゲーム雑誌になってしまいましたねぇ(まぁ、通常のアニメ雑誌とも切り口違うんでアニメ雑誌とも呼びにくいんですが…)。まぁ、スタッフインタビューや全話紹介など「ゲーム」というテーマから離れたとはいっても、『CONTINUE』らしい読み応えはありましたが。

この『CONTINUE』ではアニメ「コードギアス」、「マクロスF」、「ゲド戦記」、「ヱヴァ」や、特撮「仮面ライダー電王」、「シンケンジャー」、そして、当時マイナーだったテレビ番組の「saku saku」、「ゲームセンターCX」を特集していますが(割と先見の明があるんですな…)、なんと、今をときめく『Perfume』も割と早いうちから連載&特集をしているのがすごいなぁ。なので、オイラ自身はブレイクするちょっと前から『Perfume』知っていたりするんですな(プチ自慢)。あと、『のだめカンタービレ』とか『はちみつとクローバー』を知ったのもこの雑誌だったな(結局『はちみつとクローバー』はドラマ版しか見て無いけど)。

Vol.49の特集「ラブプラス」でちと元ゲーム雑誌的な要素が戻ってきて嬉しかったんだけど…なぁ。Vol.50でラストですか。

『CONTINUE』の連載で印象に残っているのは、初期だと、がっぷ獅子丸先生の「がぷ式」(ゲーム業界の裏話的な、がっぷ先生お得意のやつですよ)とか多根さんの「未来に残すゲームな言葉」(有名ゲーム業界人の迷言集)、あとゾルゲ氏もなんかやってたっけ(あとで調べますが…)など、今思い出しても結構内容濃かったなぁ。
あと、今まで続いている連載では吉田豪氏と掟ポルシェ氏が有名人・著名人とゲーム関連の対談をする「電池以下」とか、田中圭一氏の漫画「メカ硬派」も良かったですが、オイラとしては「アーリーGAMEコミック列伝」が最後まで続いてくれてホント良かったと思います。特に『コミックボンボン』世代のオイラとしては、ここ数号のボンボン特集が何より嬉しかったりします。

いやぁ、さすがに創刊号から買っているといろいろ思い出があったりしますねぇ。オイラとしては後期の第1特集の当たり外れが大きくてそろそろ買うのやめようか…と思った時期も正直あるのですが(すみません「ゲド戦記」とか「ポニョ」とかのあたりです…)、それを我慢して最後まで見届けられたのは良かったなぁと思います。ホント、スタッフの方々約9年間お疲れ様でした。

…ただ、『超クソゲー』の遺伝子が消えてしまうのは残念なんですが…なんか、そろそろ新展開してくれんのかな＞『超クソゲー』。